美味しいノンアルを求めて。キリン LAGER ZERO(ラガーゼロ)

今日はキリンの新しいノンアル LAGER ZEROを試してみた。グラスに注いだ瞬間、ふわっと立ちのぼる香りが、どこか遠い夏の記憶を呼び起こすようなビールっぽさを放っている。ひと口飲んでみると――ああ、これは美味い。変に尾を引く後味もなく、喉の奥で静かに溶けていく感じが心地よい。

ただ、ラベルの成分表を眺めてみると、脱アル製法のわりには添加物がそこそこ入っている。そういう細かいところが、どうにも胸の片隅に小さな石みたいにひっかかる。でもまあ、あまりボクは気にしたりはしていない。150円〜170円という少しばかり誇り高い値段設定を考えれば、もう少しシンプルさにこだわって欲しいところではあるのだが。

それでもやっぱり、美味いものは美味い。もし国産の選択肢しか棚に並んでいなかったら、僕はきっと迷わずこれを手に取る。そんな確信めいた気持ちが、今日の小さな発見だった。リピートを考えながら、マリアージュする料理を何にしようか思いを巡らせていた。

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