【閉店】ペッパーランチでハンバーグ
川崎の街をなんとなくぶらぶら歩いていたら、気づけばお腹が空いていた。
昼飯はどうしようかと考えて、ふとペッパーランチのことを思い出した。ずいぶん久しぶりだ。
カウンターに座って、鉄板の上でじゅうじゅうと音を立てるハンバーグを前にすると、ああこれだ、という気分になる。
ひと口食べた瞬間、熱が舌を直撃して、口の中が火傷するほどのアチアチだった。でもそれが妙にうれしい。熱い料理は熱いうちに食べるのが正しい。そういう単純な真理を、ぼくはそこで再確認した。
それにしても——あの店、もう閉店してしまったらしい。
この世界では、いつだって少し遅れてから「なくなった」ことを知る。
そんな小さな喪失を、ぼくはポケットにしまい込み、また歩き出した。
ペッパーランチ 有楽町店 (ステーキ / 日比谷駅、有楽町駅、銀座駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.5

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