鶴見区役所の帰りにニラレバ定食。鶴見 天龍飯店でニラレバ
鶴見区役所に用事があったのだ。役所の用事というのはだいたい退屈で、しかも終わった瞬間に胃袋が「さて昼飯」と騒ぎ出す。今日はそのまま帰るのも芸がないので、前々から気になっていた町中華に突撃することにした。
以前このあたりをフラフラ散歩していて発見し、いざ行ってみたら定休日だったという因縁の店だ。そういえば最近、行きたい店に限って定休日に当たる率が異様に高い。これはきっと何らかの呪いだ。
今日は開いている。よし、勝った。店はこぢんまりしていて、奥にテレビ、壁にはやや色あせた食品サンプル写真。メニューを見ると、やたら定食の種類が多い。こういう時、人間は優柔不断になるものだ。初回は安全策でレバニラだ。レバニラなら地雷を踏む確率は低い。
注文後、外回り帰りらしい近所のサラリーマンが次々に入ってきて、カウンター席が埋まっていく。彼らは全員、自分の中の「いつもの」を知っている顔をしている。
やがてボクのレバニラが到着。おお、見た瞬間にわかる。これはサラッとした好みのタイプだ。口に運べばレバーのほのかな苦味とニラの青い香りが油に乗って鼻を抜ける。ご飯がススム君である。いや、もうちょっとレバーを増やしてくれても良かったが、それは次回に期待だ。
完食。皿がピカピカだ。他のメニューも気になる。これからは区役所に用事があるたび、胃袋がこの店を指名する予感がする。いや、むしろわざわざ用事を作ってでも来そうな気がする。
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