【閉店】ラーメンショップ潮田店でネギラーメン【鶴見】

なんと、である。あの「ラーメンショップ潮田店」が、来月6月20日をもって閉業してしまうというではないか。ショックだ。ズドンとくる。ズドンと。

いや、正確には、これまで3回ぐらいしか行ってないのだが、それでもあのネギラーメンの味が、もうすぐ味わえなくなるとなると話は別だ。人間というのは、失われるとなったとたんに、猛烈に惜しくなる不思議な生き物なのである。

これはいかん、ということで、そそくさと歩いて潮田店に向かう。鶴見駅からだと30分ほど。よく歩く。ラーメンを食うために歩く。健康なのか不健康なのかわからない。11時半なのにすでに先客8名。ラーメンショップの朝は早いのだ。

カウンターに陣取り、ネギラーメンを発注。そう、いつものやつだ。本当はネギチャーシューにしたかったのだが、最近はチャーシューをあまり仕込んでいないようで、チャーシュー麺はお断りとのこと。チャーシューに拒否されるこの感じ。ちょっと切ない。

ちょうどロットの切れ目に当たったので、少し待つ。その間、大将の仕事をじっと見る。これが楽しい。平ざるで麺をチャッチャと上げ、スープを用意し、湯気がふわりと立ちのぼる。ラーメン屋のライブステージだ。大将の手つきはしっかりしているが、どうも足を痛めているらしく、長くは立っていられないようだ。ううむ。こういう現実を見ると、ますます惜しくなる。

そして、ボクのネギラーメンが着丼。おお、いい見た目だ。表面にはギトギトと油が浮いていて、まるで湖面に浮かぶ春の霞のよう(←詩的すぎるか)。でもこの油のおかげで最後まで冷めないのだ。これが潮田流のホスピタリティだ。

さっそくいただく。麺がね、ちょうどいいの。柔らかめだと感じる人もいるだろうが、このブレこそがラーメンショップ的真実なのである。スープは今日ちょっと濃いめ。だが歩いてきた汗と塩分が脳内で合流して「ちょうどいいです!」と叫んでいる。体が喜んでいるのだ(たぶん)。

ネギはいつも通りシャキシャキで、麺と一緒に口の中で踊る。チャーシューは硬派なみっちり系。トロトロなんて軟弱だと言わんばかりの筋肉質。これがうまい。で、ついスープを飲んでしまう。ズズズと。これはいかん、血圧がまた跳ね上がる。医者の顔が浮かぶ。なので途中で箸を置く。えらい。

さて、閉業まであと3週間。平日は来られないから、週末勝負だ。何回通えるだろうか。がんばれ、ボク。ありがとう、大将。また来ます。できるだけ。

ラーメンショップラーメン / 京急鶴見駅鶴見小野駅鶴見駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

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