一人焼肉ってのもなかなか良いもんだ。焼肉ライクで豚バラカルビ
て、お昼が近づいてきた。人間というものは、正午が近づくにつれてソワソワしてくる。時計をチラチラ見たり、スマホの飲食アプリを無意味に開いたり、同僚の席をウロウロしたりするのだ。ボクも例に漏れず、さて今日はどこで昼をキメようかと考え始める。
ほんとはね、環二家に行きたかった。あそこのガツンと来る家系ラーメンをズズズッと啜って、脂ギッシュなチャーシューでご飯をワシワシとかきこみたい気分だったのだが、案の定、店の前にはずらっと並ぶ人、人、人。あの並びを見た瞬間、ボクの家系欲はシュウシュウと音を立てて萎んでいった。
で、思い出した。そういえば、焼肉ライクがこのあたりにできてたじゃないか。ひとり焼肉の聖地。昼間っから焼肉だなんて、ちょっとした贅沢のようでもあるが、豚が食べたいのだ、豚が。ボクの体の中のどこかが「今日は豚脂が足りていません」と赤ランプを点滅させている。
店の前のメニューを見る。うん、決めた。迷わず店内へ突入し、ひとり焼肉用のカウンターに陣取る。こういうときの動きは早い。もうボクの中では「豚バラカルビ+ご飯大盛り+チョレギサラダ」が完全にフォーメーションを組んでいる。
オーダーを済ませると、呼び出しベルが手渡される。「ピピッと鳴ったら取りに来てね」方式である。なるほど合理的だが、ちょっと「給食み」もある。
数分後、ピピッと鳴る。はいはいと取りに行くと、そこには銀のトレーに整列された豚たちが鎮座していた。やぁ、君たちがボクの昼飯か。よろしく頼む。
さて、早速焼き焼き開始である。ジュウウウウと肉が焼ける音は、なぜこうも人を幸せにするのか。焼いてる間にチョレギサラダをつまむ。これがまたシャキシャキしていて良い。ドレッシングがちょっと酸っぱめで、いかにも「野菜食べてます!」感がある。これで罪悪感ゼロで肉が食える。
頃合いよく肉が焼けたので、オン・ザ・ライス。おお、豚バラの脂がご飯に染みて最高だ。今日はこの脂を体が欲していたのだ。ご飯をひと口、また肉をひと切れ、サラダで一息、またご飯。そして気づけば大盛りご飯があっという間に消えていた。
仕上げに、LINEクーポンでいただいた烏龍茶をゴクリ。脂を流し、今日の昼は完璧だったなと思いながら店を後にした。
いやー、うまかった。また来よう。できれば、明日も。
焼肉ライク 川崎東口店 (焼肉 / 川崎駅、京急川崎駅、八丁畷駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.5

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