天下一「いずま」な天龍で タンメン
さて、川崎で用事をサクッと済ませたのだが、昼飯をどこにするかで頭がいっぱいになる。ボクの口はもうすでにタンメン仕様になってしまっている。しょうがない。だったらあそこしかないだろう、と銀座街の天龍を目指してフラフラ歩く。
そういえばこのあたり、地元民でもよく混同しているんだけど「銀座街」と「銀柳街」は別物なのである。天龍があるアーケードから京急川崎の方へ抜ける細長い通りが「銀座街」で、それ以外が「銀柳街」ってわけ。全部ひっくるめて銀柳街だと思ってる人が大半だ。いや、たぶん駅の観光案内の人ですら怪しい。
で、天龍の暖簾をくぐって、年季の入ったカウンターにズイッと腰を下ろす。間髪入れずにタンメンを発注。ここでモタモタしていると後ろのオッチャンたちに煽られるのだ。川崎はそういう街である。
隣では昼間っからビールに餃子という、羨ましいやら羨ましくないやらのコンボをキメているオヤジが何人もいる。さすが川崎。ちなみにボクはここの餃子はもう頼まないことにしている。前に食ったとき、作り置き感がすごくて、皮がブヨンとしてたのだ。あれはなかなかの衝撃だった。
さて、そうこうしているうちにタンメンがドーンと登場。おお、いい面構えじゃないか。思わず笑ってしまうほどの野菜の盛り。レンゲで掘っても掘っても出てくるキャベツ、もやし、人参、白菜、なんだか分からないけどたぶん野菜。野菜だけで丼が成立しているんじゃないかというボリュームだ。
これだけ野菜を摂れば、昨日のカツカレーの罪も帳消しだ。いや、むしろプラマイゼロどころかプラプラプラスだ(なにが?)。
麺もまたいい。ちょい硬めの茹で加減で、スープをまとってツルツルッと口に入ってくる。で、そのスープがまたたまらんのだ。野菜のエキスが出まくってて、塩加減もちょうどいい。熱い。けど飲んじゃう。ズズズズズ。うまい。
やっぱこの店は餃子よりも麺類だな。しかも550円だ。550円てあんた、今どき缶コーヒー4本分だぞ。すげぇな。川崎の奇跡だな、これは。
ごちそうさまでした。うまかった。また来る。次はあんかけ系も試してみようかと思ったけど、たぶんまたタンメンを頼んでしまうんだろうなぁ。



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