チキンカツはボクのごちそう。鶏味座(とりみくら)川崎アゼリア店でチキンカツ。
ボクはチキンカツが好きだ。なんだかこう、声に出して言うのがちょっと恥ずかしいぐらいに好きだ。トンカツよりも、好きかもしれない。いや、やっぱりトンカツも捨てがたいな。でも、今日はチキンカツなのだ。完全に、頭のてっぺんから足の先までチキンカツな気分なのだ。
ところが、世の中ってのはなかなかボクに優しくなくて、そこらのトンカツチェーンにはチキンカツがないのだ。これってどういうことなんだ。世の中が豚に寄りかかり過ぎているのか。それともボクが鶏に甘すぎるのか。考えながらアゼリアをウロウロ。地下街ってのは迷宮みたいで好きだ。わけもなく探検気分になる。
すると、あった。鳥専門の店。昼はランチやってるらしい。しかも看板に「チキンカツ」の文字が、ドーンと出ている。これはもう、運命だ。吸い寄せられるように入店。店内はそこそこ混んでいたが、チキンカツ一丁!と頼むと、厨房の奥から「へい!」と気のいい返事が返ってきた。
で、出てきたボクのチキンカツ。見るからにカリッとしている。うむ、美しい。そしてひとくち。サクッ。おお、来た来た。この音と、この香りと、この歯ごたえ。そして鶏肉がちゃんと柔らかい。揚げ物ってのはこうでなくちゃいけない。ソースをちょっとつけて、今度は醤油で食べてみる。これがまた美味い。無言でガツガツ食べる。あっという間に皿がカラッポだ。
周りのお客さんの話を耳ダンボで聞いていたら、ここでは親子丼の鶏が「親」と「雛」から選べるらしい。なんだそれ。ちょっとした思想みたいな選択じゃないか。次はそれだな、と心にメモ。
夜は串物が充実しているらしく、壁に貼ってあるメニューを見たらヨダレが出た。こりゃあカミさんを連れてもう一回来ないといけないな。いやー、美味かった。チキンカツ、大いに堪能しました。ありがとう。また来るよ
鶏味座 川崎アゼリア店 (鳥料理 / 川崎駅、京急川崎駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.5

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