【閉店】ご飯必須な家系ラーメン。麺屋だるま家 川崎店 でラーメン
うん、なんだかこれは「うまくできすぎてる昼ごはんの話」だなぁ、と思ったんです。
たとえば、川崎にちょっとした用事がある。時間にも少しだけ余裕がある。そんなとき、スマホで近くのラーメン屋を調べてみたら、未訪問の「麺屋だるま家」が出てきた。これは、もう、出会いだと思っていい。
店内はシックな色合いで、ちょっと落ち着いてる。でも、そこまで肩肘張ってないのが、またちょうどいい感じ。券売機でラーメンを買って、好みは「普通」でお願いする。ランチのサービスご飯はセルフで。あまり食べられない気がして、少しだけよそう。この「少しだけ」って、なかなかいい判断だったかもしれない。
卓上にあった壺ニラがやけに美味しそうだったので、ご飯にちょこんと乗せてみる。こういうささやかな冒険って、案外その日の気分を決めちゃうから面白い。
しばらくして、ラーメンがやってくる。うん、いい顔してる。まずはスープをひと口。ああ、これはいい豚骨。塩分も程よくて、ガツンというより、じわじわ来るタイプだ。ぐいぐい飲んでしまいそうなスープ。麺も、ちょい固めでちょうどよくて、つるつると気持ちよくすすれる。
チャーシューは……まぁ、うん、悪くない。でも、もしかしたらボクはそもそもチャーシューってそんなに好きじゃないのかもしれないな。そんな気付きがあるのも、外で食べる楽しさの一部だ。
さて、ご飯に取り掛かる。壺ニラをのせたやつを、ぱくり。おお、辛い!けれど、ただ辛いだけじゃなくて、しっかり香りとコクがある。「あ、これは元気出るわ」と実感する味。
壺ニラご飯をかきこみ、スープで流し込む。この「壺ニラ→ご飯→スープ」のトライアングルが、もはや完成されたひとつの儀式のようだ。気がつけば、ご飯がなくなってしまった。でも、さすがにもう一杯はムリだなと思って、ちょっと名残惜しく我慢する。
最後に麺をすすりきり、スープを「ほぼ完飲」してごちそうさま。
きっとこのお店は、ラーメンが美味しいというだけじゃなくて、「壺ニラをのせたご飯と一緒に食べると最強」っていう体験をくれる場所なんだと思う。また来よう、壺ニラのためにでもいい。それくらいの小さな理由が、再訪のきっかけになることって、あるんです。うん、いい昼だったなぁ。
麺屋だるま家 川崎店 (ラーメン / 川崎駅、京急川崎駅、八丁畷駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.5

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