かき小屋 新橋 で 大ぶりカキフライ
ボクは思うんですけどね、寒い日の正解って、やっぱり“熱々の何か”だと思うんですよ。それもね、「フウフウッ」てやるぐらい熱いヤツ。で、今日はそれが“カキフライ”だったんですな。
内幸町のかき小屋。あそこは昔からちょっと気になっていたけれど、昼時でも入りやすいという情報を得たので、さっそく行ってみたわけですよ。ビル風にビュウッと吹かれながらね。こう、コートの襟を立てて「寒いなぁ〜」なんて言いながら歩くのがまた良い。
で、入ってみたらどうです。お客さん二組だけ。あらまぁ、これはゆっくりできるなぁとニンマリしてカウンターに座る。店員さんに「カキフライ定食ください」と言ったら、「ちょっとお時間かかります〜」とのこと。よしよし、これは揚げたてが来るやつだと確信して、モニタに映るニュースをなんとなく見ながらしばし待つ。
そしてやってきた、ボクのカキフライ。どーんと5粒、いや6粒か。小皿にタルタル、千切りキャベツ、味噌汁、ごはん、あとちょっとした漬物。完璧な布陣である。
まずはひとつ、箸でつまんで、じゅわっと齧る。アチチ!でもこれだよこれ!衣はカリッ、そして中からは海のエキスがブシャッと弾けて、タルタルがまた合うんだ。タルタルの「こってり」と、牡蠣の「じゅんわり」、その間を縫うようにキャベツが「シャクシャク」と口の中をリセットしてくれる。もう一個、いや、さらにもう一個……と止まらない。
途中で味噌汁をすすって、ふうっと一息ついて、またカキフライ。夢中で食べていたら、あっという間にごはんがなくなっていた。あれれ、ボクはいつの間にこんなに食べたんだろう?
最後の一粒を口に放り込み、余韻を楽しみながらお茶をすする。いやぁ、冬の正解、ここにありました。ごちそうさまでした、また来ますよ絶対。今度はカキの釜飯とかもいってみたいなぁ。

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