【閉店】今はお家でご飯を食べるのが得策。崎陽軒のシウマイ弁当

ソーシャルディスタンスという言葉、これはもう飲み屋には天敵である。隣の席の酔っぱらいの話が聞こえない距離感なんて、それはもう飲み屋じゃない。だけど仕方ない。今は“密”より“持ち帰り”の時代。となると、家呑みに強い味方が必要だ。で、ハタと気づいた。我々ハマっ子にはいるじゃないか、心強い助っ人が。そう、崎陽軒のシウマイ弁当だ!

これがまたいいのよ。駅のホームでスッと買えて、持ったときのずっしり感。安心感。信頼感。パッケージを開けると、あの整然と並んだシウマイたちがこちらを見ている。

そしてタケノコがいる。あれがまた曲者なんだ。しっかりした味付けで、冷めてもうまい。何よりビールが進む。延々と飲める。タケノコ無限ループってやつだ。

で、つまみでおかずを全部食べてしまわないように注意しながら、ようやくご飯に手を出す。このご飯がまた…蒸し飯の妙技というか、べちゃっとせずにホロッとほぐれる絶妙な仕上がり。これで米をかきこむと「やっぱシウマイ弁当だよなぁ」と唸るわけだ。

ちなみに、横浜工場産だと木のパッケージで香りも違うっていうマニアックなこだわりもある。

東京駅で買うとプラ容器なのね。あれはあれでアリだけど、やっぱり木の香りがあると格が違う。米も喜んでる。

他にもチャーハン弁当とか生姜焼き弁当とか浮気したこともあるけど、なんだかんだで最後はシウマイ弁当に戻ってくる。これ、まるで古女房のような安心感だ。

さて来週からも週2出勤だが、街はどうなるのか。銀座も有楽町も、あの人混みの街がまるでゴーストタウン。ランチやってる店なんて数えるほど。行きたいけど、行けない。切ない。早く「ちょっと行っとく?」なんて言える日常に戻ってほしい。

それまでは…やっぱり、シウマイ弁当で飲むしかない。

崎陽軒 京急品川駅下りホーム店飲茶・点心 / 品川駅北品川駅高輪台駅
夜総合点★★☆☆☆ 2.5

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