有楽町ガード下の楽園「新日の基」でプチ新年会

ようやく年が明けました。

あくまで、記事の上では、である。

実生活ではとっくに三が日も過ぎ、七草がゆも消化済みというのに、文章世界はまだ門松のそばでウロウロしている。

まぁ、そんなことはどうでもいい。進まぬ更新にいちいち目くじらを立てていたら、人生何本春巻きを食いそびれるかわかったもんじゃない。

さて、年末になると、決まって自衛隊関連のカレンダーをお渡しする方がいらっしゃる。

これがまた、なぜか毎年律儀に楽しみにされているので、こちらも気が抜けない。

ところが今年は年末のタイミングが合わず、とうとう年をまたいでしまった。

カレンダーというのは1月に渡せばいいというものではない。

あれは、12月に「ほら来年のだよ」と渡されてこそ、ありがたみがあるのだ。

1月に入ってから渡されると、「ああ、在庫処分か」と思われる危険性すらある。

ともかく、ようやくお渡しできた。ふう、任務完了。

そのあとはしばし一献とあいなった。

入ったのは、毎日通勤時に前を通っていたのに、一度も入ったことのなかったお店。

こういうの、ある。めちゃくちゃある。

毎朝、コートの襟を立てて前を通り、「ここ、ちょっと良さげだな」と思いながらも、

なぜか入らない。なぜか入らないまま、2年くらい経ってる。

で、ようやく入ってみたらどうだったかというと、これが、いい。

店員さんは丁寧だし、料理はどれもちゃんとしているし、店内も落ち着いていて、いい。



これは当たりだ。また来よう、と思った。思ったけれど、おそらくまたしばらく来ない。

だってそういうものだ。人は、なかなか同じお店にすぐには戻らない。

「また来ます」は「また行きたいと思う気持ちがある」という表明であって、

必ずしも「近いうちに必ず再訪します」の意味ではない。

だが、気持ちは確かに良かった。また来ます。たぶん。おそらく。気持ち的には。

新日の基居酒屋 / 有楽町駅日比谷駅銀座駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

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