年末大掃除の合間に中華。鶴見市場 蓮でラーメン

さてさて、まだ去年末の記事を書いているというのだから我ながら感心する。なかなか時代に追いつけない。気がつけば今年もずいぶんと進んでしまっているが、我が家の年末大掃除の最中、ちょいと抜け出して近所の中華屋「蓮」に行ってみた。

この「蓮」、前からちょっと気になっていたけど、なんとなく入る機会がなかった。町中華というのは、気になりつつもつい素通りしてしまうものである。しかしこの日は、掃除で疲れていたし、腹も減っていた。こういうときこそ町中華だ。

席に着くや否や、ビールで乾杯。とにかく乾杯。年末のビールはなぜこんなに旨いのか。カミさんはチャーハンと春巻き。ボクは迷わずチャーシュー麺。ラーメンは裏切らない。しばしの待ち時間ののち、まずやってきたのが春巻き。

これがもう、熱い。とにかく熱い。だがそれがいい。ハフハフしながらパクリ。サクッ。ジュワッ。うまい。春巻きは温度で食わせる食べ物だ。

そのあと、いよいよチャーハンとチャーシュー麺の登場。チャーハンは、ちょっと焦げ目の香りが強い。

これを“香ばしい”ととるか、“焦げくさい”ととるかは、まさに人間の器次第である。カミさんは首をひねっていたが、ボクはこれはこれでアリだと思った。ただ、毎回これだとちょっと考えちゃうかもしれない。

チャーシュー麺はというと、実にフツー。

普通というのは実はすごいことで、町中華において“普通”をキープするのは並大抵のことではない。スープも脂っこすぎず、麺ももっちりしすぎず。こういうのを“安心の味”という。

というわけで、初訪問の「蓮」はなかなか良かった。チャーハンはもう一度試してみたいところだが、年末の締めとしては上出来だ。今年もいろいろあったが、町中華の味がしみじみと沁みるのであった。さあ、もうひと掃除して、ビールをもう一本いきますかね。

喫茶店 / 鶴見市場駅八丁畷駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.5

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