【閉店】餃子で減塩する実験(笑)有楽町チャオチャオで餃子定食

医者に「高血圧ですね」と言われた。まるで背中にでかい石を載せられたような気分だ。そりゃまぁ年齢を考えれば不思議でもないんだが、そう言われると急に食べものが全部敵のような気がしてくるから不思議だ。

とはいえ、仕事の合間に毎度自炊するのは面倒くさい。外食で減塩を目指すという、いささか無謀な挑戦をすることにした。まず手始めは蕎麦。もりそばにして、つゆをちょっとずつ付ける方式で塩分は自力でコントロールできる。よし、これはいける。だが蕎麦はつい先日食べたばかりだった。

というわけで今日は餃子だ。餃子もまた、タレをちょびっとだけ付ければ塩分を減らせる。気休めかもしれんが、何もしないよりずっといい。オフィス近くのチャオチャオ餃子のカウンターに腰を据える。昼を過ぎていたせいか、店内はガランとしていた。これはいい。のんびりできる。

厨房ではジュワーッと何かを揚げている音がする。唐揚げか? たぶん奥の客が頼んだんだろうと、ぼんやり考えていたら、運ばれてきた俺の餃子セットに唐揚げが2個も鎮座していた。なんだこりゃ。頼んだ覚えはないのだが……まぁ揚げちゃったものは仕方ない。天からの試練というやつか。

餃子は酢と胡椒で食べようと思っていたが、卓上に「酢醤油」として既にミックスされたボトルが置いてある。いらんことをしてくれる。とはいえ文句を言うほどでもない。ちょいとだけ餃子の先っちょに酢醤油を付けて食う。うん、うまい。これぐらいでちょうどいい。世の中、濃い味に慣れすぎている気がする。

味噌汁は塩気が薄くてちょうどよかった。こういうのでいいんだよ。唐揚げは、さすがに2個とも残すと店の兄ちゃんに悪い気がしたので、1個だけ食べた。残りの1個はそっと皿の隅に寄せておいた。今度から「唐揚げ要らないです」ってちゃんと言おう。

店を出て、オフィスに戻る道すがら、コンビニで胡麻麦茶を買って飲んだ。シュッとした渋味が胃にしみる。なんだかんだで満足の昼だった。減塩の道は険しいが、なんとかなる気もしてきた。

浪花ひとくち餃子 餃々 有楽町店餃子 / 日比谷駅有楽町駅銀座駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

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